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磯子区の企業が消火のワザを競う大会

2007年7月12日取材
7月12日、磯子区の企業内に設置された消防隊による消防訓練会が行われました。会の正式名称は「磯子区 自衛消防隊 消防操作技法 技術訓練会」。会場は根岸駅そばの新日本石油「根岸製油所」内。夜になると、駅からコンビナートの灯りがとてもキレイに見えるあの場所です。

この訓練会は、地域の消防団の訓練会とともに毎年行われているもの。去年は消防団の訓練会を取材したので、今年は「自衛消防隊」、つまり磯子区の企業内に設置された消防隊が消防・消火のワザを競う訓練会です。
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
根岸駅からもよく見えるコンビナートを背景に整列
守屋区長の敬礼姿

初期消火は消火器で

競技は大きく3つの部門に分かれて行われました。最初は「初期消火操法の部」。消火器を使った訓練ですが、それだけではないのでなかなか大変そう。

@最初にヘルメットをかぶり、手袋を付け
A救助などに使うロープを「もやい結び」する練習をした後
B消火器を持って「火事だ!」と叫びながら仮想火事現場に走っていき
C標的に消火液をかけ、水槽に浮かんだヨーヨーをはじき出す

という、ちょっと障害物競走にも似た感じの競技です。冷静さ、手際の良さが勝負の分かれ目のようでした。実際に火事が起きたときの消火活動に通ずるものがあるのではないでしょうか。
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
「BHKビジネス」は、ワイシャツにネクタイの制服姿で参加。
これが「もやい結び」の場面
自衛消防隊訓練会
こちらは、新杉田駅アルカードの「新杉田ショッピング・センター」チーム。

ビルの中によくある消火栓の中身

次に行われたのは「屋内消火栓操法の部」。ビルなどの中によくある、赤い長方形の箱が屋内消火栓です。

この競技は1チーム4人で行います。点呼をとったり、作業の指示をする指揮者のほかに、ホースをのばしたり、消火栓のハンドルを回して栓を開けたり、標的に水をかけたり、という作業分担が決まっています。
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
後ろの赤い箱が、消火栓。フタを開けて、放水ホースを出した状態です。
ひときわ目をひいた東芝チームは、キビキビした動きや号令が素晴らしかったです。
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
磯子区役所からは男子2チーム、女子1チームが参加。左は男子Aチーム、右は男子Bチームです。
「消火栓なんて、ふだん開けたことないですからね。去年、この大会に参加して初めて中を見たんですが、消火栓の構造を知っておくことは、イザというときに役立つに違いないと思いました。そういうことからも、訓練会に参加する意味は大きいです」とは、参加した区役所チームの方の話です。

消防艇「あけぼの」登場

休憩をはさんで実施されたのが「小型ポンプ操法の部」。ポンプを使った消火は、今回の訓練会の中で一番大がかりで、ホースもふたまわりほど太いものが使われていました(ちなみに、去年の消防団の訓練会ではすべてこの操法でした)。

そして、最後に根岸湾に消防艇「あけぼの」が登場して、救助放水訓練のデモンストレーション。杉田5丁目の「磯子水上消防出張所」に所属するあけぼのは、今年の磯子まつりにも登場予定だとか。
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
これが小型ポンプ操法
消防艇「あけぼの」による放水訓練
自衛消防隊訓練会 自衛消防隊訓練会
東芝チームはやはり優勝でした
磯子消防署・小松署長による講評
台風が迫る悪天候の中、無事にすべての競技が終了し、最後は部門ごとの表彰式です。「屋内消火栓操法の部」は、男子チームと男女混成チームが同じ枠内での競争になります。そのため、男女混成チームは少し不利かと思われたのですが、それでも先ほど写真で紹介した、男女混成の東芝チームが見事に優勝(最優秀)でした。おめでとうございます! 東芝チームは「小型ポンプ操法の部」でも優勝で、2冠達成です。

最優秀
○「初期消火操法の部」 男子=東京ガス(株)根岸工場、 女子=新日本石油精製(株)根岸製油所
○「屋内消火栓操法の部」 男子・男女混成=(株)東芝 横浜事業所、女子=磯子区役所
○「小型ポンプ操法の部」 (株)東芝 横浜事業所
※「屋内消火栓操法の部」と「小型ポンプ操法の部」の最優秀3チームは磯子区代表として、市の大会に参加

訓練会参加企業(出場順)
新日本石油精製(株)根岸製油所、BHKビジネス(株)、(株)IHI横浜事業所、新杉田ショッピングセンター、東京電力、東京ガス(株)根岸工場、神奈川県総合薬事保健センター、エースベーカリー(株)、Jpower、磯子区役所、日清オイリオグループ(株)横浜磯子事業所
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