カナン工房のバザーを見てきました

2006年6月17日取材

先にお伝えしたとおり、６月１７日（土）、屏風浦駅そばのカナン工房（障害者地域作業所）でバザーが開催されました。１年に１回、この時期に行われるのが恒例になったカナン工房のバザーは今年で３回目です。

磯子マガジンが会場に到着したのは、開始間もない午前１０：００過ぎ。ガレージセールのコーナーには既に人だかりができていて、上の写真のように靴をまとめて３足購入されている方も。

今日の蒸し暑さをかき氷で吹き飛ばせ！

磯子の韓国料理店「夢回廊」の特製キムチ。
もちろん、磯子マガジンも買いました！

厨房にお邪魔しました。

梅をもぐところから自家製という梅酒も
ビンごと販売中。

暑いのに焼きそばは大変です。

この本は１冊１０円。安い！！

普段はここがカナン工房です。
今日は喫茶コーナー。

コーヒーには手作りクッキーが付いてました。

屏風浦駅に向かう人もついつい足をとめて・・・

他の作業所の製品もいろいろありました。

写真で伝わるでしょうか。失礼ながら場所がそれほど広くないにも関わらず、内容的には実にバラエティに富んだバザーでした。参考までに（？）磯子マガジンの購入＆飲食内容を記録しておきます。
・『世界の名酒辞典』『Nuber別冊』ほか書籍　計３冊で３０円　（３００円でも３，０００円でもなく、３０円）
・アイスコーヒー　２００円　（無添加の手作りクッキーつき）
・きなこ餅３個　２００円
・缶ジュース　７０円　（根岸東急ストアの星野円提供・特別価格！）
・磯子の韓国料理店「夢回廊」の特製キムチ　３００円

カナン工房ってどんなところ？　～伊藤所長にインタビュー～

カナン工房・伊藤所長にお話を伺いました。

カナン工房の活動（クリックで拡大）

カナン工房の地図（クリックで拡大）

---今日は天気がもってよかったですね。
ほんとに。僕の関係してるイベントはこれまで一度も降ったこと雨が無いんですよ（笑）。

---地域作業所っていうのはどういう場所なんですか。
仕事につくことが難しい知的障害者の方たちに、工房内で作業してもらって販売して収入にしてもらう場です。無添加のクッキーや押し花のしおり、名刺などを作って、販売しています。クッキーははここ（カナン工房）以外に磯子区役所や夢回廊でも買うことができるので、よろしくお願いします。無添加で、すごくおいしいですよ。
活動内容は、こちらのチラシでも紹介していますのでご覧ください。

---以前は根岸にあったとか。
はい。根岸カナン工房という名前で１９９９年に根岸で開所しました。その後、交通の便の良さやスペースの関係で、ここの森３丁目に移ってきたんです。

---バザーの目的は？
やっぱりこういうイベントをやることによって、準備は大変なんですけど、だからこそやりがいや達成感がありますので、障害者の方たちも保護者の方たちも楽しく参加して頂いています。そういう「活動の活性化」の意味合いが大きいですね。それから、今回の収益金を工房での普段の活動の資金として使わせて頂くというのも、大切な目的のひとつです。

---最後に磯子マガジン読者の方にメッセージをお願いします。
普段からここでクッキーなど販売していますし、小さいですけど喫茶コーナーもありますので、どういう活動をしているのか見学がてら、どなたでもお気軽においでください。障害者作業所と聞いて、構えてしまうというか、入りづらいとおっしゃる方も中にはいるんですが、実際にお出でになった方たちは皆さん、「ちょっと難しく考えすぎていた。楽しい場所ですね」とおっしゃってくださいます。ですから、気負わずに来て頂きたいです。平日（月～金）の朝９：３０から開けています。お待ちしています。

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