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『父は夢の中へ』知屋城育子・著

2006年4月24日作成
1冊の本をご紹介します。杉田生まれ、杉田育ちの知屋城育子(ちやじょう・いくこ)さんが、地域の方達の協力も得ながら自費出版した『父は夢の中へ 〜認知症高齢者の一家族からのメッセージ〜』です。

この本のテーマは認知症。ごく普通の主婦であり、3児の母である知屋城さん。そのお父さんが認知症と診断されたのは1998年の夏のこと。本書は、お父さんの自叙伝的内容を娘である育子さんの手で書きあげたものと、育子さんやご家族がお父さんをどのように介護してきたのかその記録、そして「認知症とは何か」といった基本的な知識をわかりやすくまとめた3部構成になっています。

製本は、磯子区で活動を続けている「手作り製本の会」の方達のアドバイスやヘルプもあって、綺麗な本に仕上がったそうです。

知屋城さんはメールで次のようにこの本を紹介してくださいました。
「本書は認知症に関する入門的な内容の本です。市販の書籍は専門的なものや、介護日誌的なものが多いので、私は視点を少しだけずらしてみました。父の生い立ちから認知症にかかり現在に至るまでの事を介護と混乱を含め1・2章に。その予防・正しい知識・これから地域に望むことを3章に。『読みやすくシンプルに』を心がけ、多くの方々に認知症を身近なものとして感じて欲しいと願って書きました。」

○書名:『父は夢の中へ』
○著者:知屋城育子
○定価:500円
○判型:A5判 210ページ
○入手方法:杉田商店街(ぷらむろーど杉田)の下記2店舗で販売中。
 ・フランス料理店「パレ・ド・バルブ
 ・書店「静樹堂
目次
・はじめに
・1章 娘の書く、父の自叙伝
・2章 介護
  脳血栓で入院
  認知症は他人ごとだった
  互いの葛藤、互いの混乱
  成長
・3章 これから望むこと
  『認知症』という言葉の知名度
  今、わかっていることを正しく理解
  「明日はわが身」支えあうカタチを
・あとがき
・参考文献

○参考:認知症について知りたい方は・・・
 ・エーザイ(株)とファイザー(株)による「認知症を知るホームページ
 ・住友生命による「認知症ケア・ポータルサイト
著者:知屋城育子さんから磯子マガジン読者へのメッセージ

知屋城育子さん
私は生まれも育ちも杉田で4代目浜っ子です o(^_^)o

横浜に対して愛着はあるのですが、杉田に対しては特になく、たまたまこの町から出ることがないまま大人になりました。ただ不思議なものでみんな一旦他の地に移っても必ずこの町に戻ってくるんですよね? 出たことがないから良さが分からないだけかもしれませんが、それが最近なんとなく分かってきた気がします。

杉田に住む実家の父親に、認知症の症状が出始めてからもうすぐ9年が経とうとしています。母は時には優しく、時にはケチョンケチョンに父から言われながら工夫を重ねて介護をしています。そして「夫」「3人の子ども達」「私」は母のサポート役をしています。しかし、はじめは周りの方々からなかなかご理解いただけませんでした。正直「何で私達ばっかり・・・」などと独りよがりなことを思ったものです。介護認定を受け、保健師さん・ケアマネージャーさんなど専門職の方とのつながりができた頃、少しずつ、ご近所の方々の有難みを感じるようになってきました。そんな時、人の有難味=生かされているんだ、と考えるようになったのです。「人は一人では生きられない。知らず知らずに助け合っているんだ」と思うと、自分の進むべき道が開けてきました。


長男・匠君の卒業式
’05夏、横浜市認知症高齢者予防サポーター講座に参加させて頂きました。当作品は、その時に書こうと決め、最初の原稿は2週間で書きあげました。地域で認知症予防、及び認知症高齢者のサポートをしていくのに、私には何も足がかりがなかったので、活字にして多くの人に広げていこうと考えたのです。その後、キャラバンメイトにもなり、以前書いた原稿も地域で知り合った色々な方のご協力で「本」にすることができました。

現在、東北福祉大学 総合福祉学部 福祉心理学科 通信過程に在籍しています。中学の時から心理学を学びたかったのですが、やっと叶いました。介護する人・される人の心のケアをすることで介護の悪循環を減らし、進行遅延・早期予防をしたいです。そして地域の方々でサポートできるようにふだんの生活の中に気軽に立ち寄れる場所や世代間交流ができたら、よくTVでも言っている老いても、老いても安心して住み続けられる町になるのではないかと思います。乱文な本ですが、一つの考えとしてでもご一読頂けたらと思います。
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