グローバルの「失敗しない不動産選び」

2007年11月作成
渡辺さん磯子駅前、磯子アイランド内の「不動産のグローバル」の渡辺さんによる不動産情報コーナー!

今回は、住宅ローンの種類と選び方をわかりやすく解説してくださいます。

それではどうぞ!

失敗しない不動産選び 〜住宅ローンの種類と選択〜

住宅ローンの選択は、住宅を購入する際の大きなポイントのひとつ。ですが、ローンには非常に多くの種類があり、金融機関によってもその内容は様々です。それぞれに一長一短がありますから、比較検討するのは簡単ではありません。

お客様にアドバイスさせて頂く立場の私でさえ、確認のためにきちんと調べてからでないとお返事できないくらいなので、多くのお客様が頭を悩ませるのも当然のことと思います。

そこで、第4回目となる今回は、住宅ローンの選び方についてお話をさせて頂きます。

○良いローンは人それぞれ
まず、何より大切なポイント。それは、不動産の物件を選ぶときと同じなのですが、住宅ローンも、単純に「(金利が)安いからいい」のではなく、あなたにとってどういう住宅ローンが良いのかを考えることです。知り合いの方から、「○○銀行の◇◇住宅ローンは良かったよ」と聞いたとしても、それが誰にでもあてはまるわけではないのです。


○返済額を抑えるか安心を取るか
では具体的にどう考えたら良いのでしょう。その最初のステップは、住宅ローンの種類と特徴をしっかり把握することです。
住宅ローンには、大きく分けて2つの種類があります。変動金利と固定金利です。
変動金利 その名の通り、年に2回金利が見直され、変動するタイプのローンです。
固定金利 定められた期間内は当初の金利が適応になり、返済額が変わりません。固定期間は1年から35年まで様々な種類があります。
固定期間が終わると、その時点で、以降の返済分について再度、変動金利にするか固定金利にするかを選択します(ただし、変動金利しか選べない住宅ローンもあります)。再び固定金利を選ぶ場合でも、利率は最初にローンを組んだ時点の固定金利利率ではなく、再選択時点での利率になります。

同じ時点で両者を比較すると、変動金利の方が固定金利より金利が低く、また、固定金利は年数が短いほど金利は低くなります。
変動金利 固定金利
短期(1年〜)       (〜35年)長期
金利 低 → → → → → → → → → 高
金利上昇リスク 大 ← ← ← ← ← ← ← ← ← 小

・金利上昇リスクを最大限に減らすなら長期固定ですが、金利は高く返済額が増えます。
・金利が低く返済額を抑えれば短期固定もしくは変動になって、金利上昇の不安材料が残ります。

どちらを取るか選択を迫られます。どうやって選べばいいのでしょうか。

経済情勢(金利動向)から考えれば、少しずつ金利は上昇傾向にありますが、過去の金利に比べればまだまだ低金利と言えます。せっかくの低金利ですから、なるべく早く完済し、無駄な出費は避けたいものです。
本音としては、「いつどのくらい上がるか分からないものに、安全のためとはいえ利息を多く払うのは嫌だ。でも金利が上がって返済額が多くなり家計が圧迫されるのも困る」といったところではないでしょうか。


○繰り上げ返済ができるように計画を立てる
だとしたら、家計が圧迫されない範囲で低金利のメリットを利用するのはいかがでしょう。

そのバランスを判断するためには、現在の家計状況やこれからのことなどをよく考える必要があります。以下の項目をチェックしてみましょう。
Chek1 現在の収入状況は?(共働き、専業主婦など)
世帯主の収入だけで通常の返済ができるかどうか。
Chek2 教育費が掛かるのはいつごろから?
教育費が大きくなった時に、金利が上がっても返済できるか。
Chek3 繰り上げ返済をする余力はあるか?
繰り上げ返済をして少しでも早く完済ができるか。

購入当初から返済額がギリギリで、その後の収入の増加も見込めないのでしたら、たとえ金利が低いとはいえ、変動金利や短期固定はお薦めできません。逆に、家計に余裕があるか、収入を増やすことができるのなら、低金利のメリットを利用しながら繰り上げ返済をして少しでも早く完済することをお薦めします。

また、ローンの返済期間は、できるだけ短くしたいとはいえ、支払える限界ぴったりに短くするよりは、少し余裕をもって長めに設定した方が良いでしょう。融資実行後に繰り上げ返済をすれば、後からでも、期間を短くすることも、返済額を減らすこともできるからです。


○それでも不安が残るときは
住宅ローン資料
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将来の収入や支出は、いま目に見えることではないので予測しづらいとは思いますが、不安も無く利息も少なくなるようによく考えてください。ローンの返済は長年に渡って毎月続きます。ご自身の判断だけでは不安だという方も多いと思います。そんな時は是非、経験豊富なグローバルにご相談ください。お客様のお役に立てるよう親身になってお応えします。

なお、参考まで、当社で契約して頂くと優遇を受けられる三菱東京UFJ銀行の住宅ローンの資料を掲載いたします。クリックで拡大するので、いちどご覧になってみてください。
例えば、2年固定金利の場合、同銀行での店頭表示金利が年3.1%のところ、当社で住宅を購入して頂いた場合は1.7%になります。(2007年11月にご契約の場合)

【ワンポイントアドバイス】
☆毎月の返済が家計の負担にならないように、余裕のある返済計画を。
☆ボーナス返済はなるべく減らす。(ボーナスは不測の事態に備えるための余裕資金と考えましょう)
☆繰り上げ返済は返済金額を減らすより、返済期間を減らす方法がお薦め。(その方が、利子分の支払いが少なくなります)
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